自分じゃない誰かが怒られているだけで辛い
私のTwitterを見てくれている人などはわかると思うのだけれど、もう猛烈に仕事がやめたい。とにかく辞めたい。是が非でも辞めたい。新卒で就職して半年経ってないけれど辞めたい。
今の私はと言えば、
朝、まず不安で目覚ましより早く目を覚まし、
吐き気で朝食を摂れないまま身支度をし、
泣きながら出勤。
会社では元気にふるまい、いかにも真人間ですと言う振る舞いをして、
トイレでひっそり嘔吐。
退勤直後、号泣。
そのまま泣きながら家まで帰り、何かを胃に入れる日もあれば入れない日も多く、
入れた日には必ずゲロまでがワンセット。
常に【仕事 辞めたい】などで検索をかけながらベッドで泣きわめき、
眠れないけど無理やりでも寝なきゃと焦り追われながらなんとか眠る。
もう字に起こすとめちゃくちゃヤバイ。
自律神経失調症なのは明らかだしもっと言えば鬱かもしれない。
だけど仕事は辞められない。
なんせ配属されたばかりだし。新卒だし。お金無いし。
なぜこんなにも辛いのか、整理してみると多方面から理由があふれ出て来て改めて自分がどん詰まりなことを思い知らされるけれど、私にとって文章化するということは生きて行くことで欠かせない生理現象なので書かせていただく。
まずなぜ辛いのか、三つの観点に分けて考えたい。
・仕事内容
・職場環境
・体力面
大きくこの三つだ。
まず仕事内容。
私の現在の仕事は、簡単に言うと商社の営業の仕事をしている。
なぜこの仕事を選んだかと言われれば、単純に会社のネームバリューに惹かれたというのと、業界柄、専門技術をする営業職だったため、その道の学問を学んできた自分には合うと思ったのだ。
実際、研修中は成績もピカイチだったし、向いてると思った。天職とさえ思った。
私は根っからのエンタメ人間のため、自分のやりたいことを追求するとそっち方面の仕事に行きつくのだけれど、やりたいことを仕事にするのと、向いてることを仕事にするのと悩んだときに、今でしょおじさんこと林修が、
「周りの人より楽にできることを仕事にしなさい」
と言っていたのに感銘を受けて私はエンタメに生きることを捨てて今の仕事を選んだ。
だけど、実際の仕事は「向いてること」だけをすればいいわけではないのだ。
そんなことはわかっていたし、社会はそこまで甘くないなんて五百億承知なのだけれど、今の私の会社は本来分担しているはずの各フェーズすべてを営業が担っている。
ほとんどの社会人の方にはわかっていただけると思うのだけれど、仕事とは共同作業だ。
A担当者はフェーズ1を、Bは2と3を、Cは4を、そうしてゴールの10を目指しましょう。
みたいなのが大多数の仕事。
で、今私の会社がどうなっているかと言うと、
Aの本来の担当はフェーズ1だけどBさんとCさんは自分のフェーズが苦手だし、今までも苦手だって言ってたらAがやってくれてたから、Aが1から10までやってちょ。
なのである。
例で言うところのAの部署にいる私、無事死。
やりたくないことをやらなきゃいけないのが仕事。
そんなのはさきも言ったけど五百億承知。
だけど、やりたくないことをやらない人たちの分を全て背負うのはちょっと、重い。なんで私この仕事選んだんだっけなぁ、となる。
更に背負いすぎた結果どうなるかと言うと、本来の自らの得意とする自前のフェーズが、常人以下のクオリティでしか完成できなくなるのだ。
もうマジで、なんでこの仕事選んだのか、理由が見えなくなる。
次に職場環境。
先ほどの話で察しの良い皆さまは感づかれたと思うのだけれど、職場環境が劣悪。
事務所には怒鳴り声が飛び交い、中年と中年がののしり合い、負けた中年のイライラを若手が一身に背負っている。
もちろん、「いい人」もたくさんいるのだけれど、私はその人たちを信頼できない。
なぜならその人たちは、確かにいい人だけれど、「自分じゃない誰かが怒られているのを見て泣いてしまう」ような感性が無い、もしくはすでに壊死してしまっているからだ。
いい人だけど、どこか壊れている。
人の気持ちに必要以上に共感して勝手に傷ついて、泣いてゲロを吐いている私の方が、世間からしたら余程異常者で、精神の弱い最近の甘えた若者で、社会不適合者なのだけれど、それでも私は自分のこの気持ちを大切にしたいと思っている。
自分が言われている訳ではないから無視できる、じゃなくて。
自分じゃない誰かでも、傷ついていたら一緒に泣くことができる。痛みを想像できる。
これは私が親から教育してもらった優しさだし、学校で習った道徳教育だし、きっと人として生きる上での真理だと思うから。
たとえ、性善説的で社会で生きる上では不適合な側に見られるとしても、私は人の傷に共感していたい。
そしてそんな風に考えているゆえに、事務所での罵詈雑言にいちいち傷つき、泣いている。
最後に体力の話。
事務所に居れば地獄。じゃあ営業なんだし外に出ればいいじゃん。その通り。
しかしながら最初に述べた「フェーズ1から10までやっている」状態のため、一度外に出れば仕事は果てしなくあるのである。
昼休憩なしは当たり前。残業は月に60時間。
そんな先輩たちの姿を見て、実際自分も先輩ほどではないけれど多く働いて、希望を完全に見失っている状態だ。
罵詈雑言飛び交うけれど仕事の楽な事務所内 VS 怒鳴り声はないけれど死ぬほど働く外
逃げ場なし、です。詰み。
早くやめたほうがいいよ、とまともな人は思うと思う。
私も割と精神状態以外まともなのでそうおもう。
だけど、新卒入社で地元を出て一人暮らしなのでお金もないし、配属に伴って出費も多かったし、お世話になった人たちに申し訳ないし、職場は人手不足だし、
とにかく辞められない理由が現実的にあまりに多い。特にお金か。
辞められない。
元気な人を演じながら職場以外では泣くかゲロ吐くかしかできず。
良く生きてるなぁ、と本当に我ながら思う。
だけど私は愛ある家庭に生まれてしまったので、親や兄弟がいる限り死ねないし、死ぬほど泣いてでも、なんとか退職できる環境が整うまで働くしかないのだ。
何が一番つらいのか。
一番はやっぱり、タイトルにもした通り「自分じゃない誰かが怒られているだけで辛い」ってとこかなと思う。
自分が怒られるのはもちろんつらい。
だけど、自分じゃない誰かでも、怒られてたらやっぱりつらい。
あと、めちゃくちゃ怒る人ってなぜか生活音が死ぬほどデカくて雑なので大きい音にびくびくしなきゃならないのも地味にずっと辛い。
挨拶を返してもらえないとか、もう細かいこと言えばいくらでも嫌なところなんてあるけれど、とにかく人が怒られているのがつらい。
明日も朝から病院行って、元気に胃カメラ飲みまーす!